イルカプールにジンベエザメ

千葉の波左間からトラック移動させられてきた可哀想なジンベエザメが1匹います。
なぜか金沢八景の八景島で買われることになったそうだ。

生簀から嫌がるジンベエを輸送用水槽にいれるときに、かなり強引だった印象を受けた。
だいたい、いつのまに波左間のジンベエは２匹になったのだろう？
そしていくらで売られていったのだろうか。ばたばたと嫌がる模様を人間が６人がかりで
おさえこんでトラックに積む様はもはや絶句。

八景島シーパラではのんきにこんな広告をすでに出している。のんきそのもの。
http://www.seaparadise.co.jp/news/001586.php

八景島の大水槽はまんなかに水中トンネルエレベータがあることもあって、せまいらしく
ジンベエザメはなんとイルカショー用プールにひとまず放たれている。壁にぶつからない様
ダイバーは24Hつきっきりでジンベエの口先を壁から守っている。将来的にはイルカと同じ
水槽で飼うんだって。

そんな映像をちょっとみたのだけれど、これはちょっとおかしい。人間側の理由だけだ。
生態が異なる個体を一緒に飼う。理由は大きな水槽がないから。
これってストレスたまる一因になると思うんだ。だいたい集客だけみこんでいて
肝心の飼育ノウハウは八景島には無いのではないか。人間の稼金主義だけが目に付く嫌な
記事であった。

沖縄読谷村の生簀は、美ら海水族館で飼われている3匹のストレス減のために入れ替えを
行うという意味で役立っており、それが美ら海の飼育ノウハウでもあるのだ。

でも、八景島にはそういうノウハウは何もない。波左間は売って終わり。
飼って終わり、囲って終わり、餌付けして終わり、飼い殺して終わり。