朝方、目が覚めずに日の出撮影を逃す。ほんと、能登島タイムはゆっくりとしている。
朝食をそこそこに済ませて、8時の集合時間に間に合うように旅館を出る。
かたねの入り江前を通過するも
いない。
イルカの群れが入り江にいない。
若干の不安を胸に抱きながら、祖母ヶ浦漁港からの出航。予想に反して、イルカ家族はなかなか見つからず、船は能登島北部の海を走りつづける。
能登島イルカ協会所属の観光船が四隻、キャプテンは携帯電話で連絡をとりあう。
時間が経つにつれて観光船は増えるものの、行き交う船のハンドシグナルは×ばかりだった。
「かたねの入り江にはいなかった」「水族館のほうか」「まず太公望かのう」「そっちはいなかった」「どこへいったんだ」
キャプテンの声が海上に漏れてくる。
群れの頭数が多くなった去年ほどから、群れの行動範囲が拡大したそうだ。うーんどこへいったんだろう。
結局1時間ほど捜索したものの見つからず、かたねの入り江でちょっとだけ泳いでいこうというキャプテンのご好意に甘えて、すこしだけ海で潜って遊ぶことに。
諦めて帰るかーというその間際、キャプテンの携帯電話が鳴り、なんといままでいたことがない箱名の入り江にいることが判明!急いで海から上がり、西へと船は海上を走る。このときすでに80分ほど経過していて、あきらかに時間オーバーだったのだが、三栄丸のキャプテンはイルカのもとへとつれていってくれた。
大戦時代には、軍の船が身を隠すために使われたという「箱名の入り江」に、イルカファミリーはいた。「こんなところにいたのかー」のいうのがキャプテンの感想。「私の知っている限り、ここで見つけたことないですよ!」とガイドさん。
およぎましょう。早速およぎましょう。
さっそく海へドロップする。
透明度が極端に悪いので、シャッターチャンスは少ない。それでもなんとかついていく。
見てる見てる。
二頭とも完全に人間を見てる。
海に浮いていると、興味を持ったイルカ達が周回しながらちかよってくる、そんな感じ。追いかけたり、こちらからアクションをとらなくてもよい。
ただし、すれ違うのはあっという間になってしまう。どうしても透明度が悪くて悪くてカメラ的にはいまいち。
お、今度は正面から来てくれた。
おなかを見せている。
人間をみてるわー。
完全に探られている感じ。
ガイドさんいわく八頭いたけれども、この透明度じゃ群れ全体は写らないわ。
ぱちっと去り際に振り向いてくる感じがたまらない。
君には前にも会っているはずだよ。
海に入っていた時間は30分ほどだった。
でも、あきらめずに最後までお客さんをもてなすために、イルカ捜索に奔走してくれた三栄丸キャプテンに感謝です。9時出航で、ドルフィンスイム開始が10時20分、海からでて港に帰ったのが11時8分っていう通常であれば二回分相当の時間を費やしてくださった。ほんと感謝です。
祖母ヶ浦はもう昼の暑さに包まれていて、イルカウォッチングの観光客がちらほらいるくらいですっかり午前中の雰囲気はなくなっていた。
感謝です。
ドルフィンスイムにつきあってくれた三栄丸の船長。そしてガイド様。
また能登島ドルフィンスイムに来ます。
以下、本日の二時間の航路。 旅行記は特別編へ続く。
あっ 9月練習会は最終調整中です皆様よろしく。
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