カマイルカの赤ちゃん誕生!!

平成22年7月9日（金）午前7時53分に、「タスマン海」水槽で飼育中のカマイルカ「アーチ」が出産しました!!
今のところ母子ともに経過は順調で、水中での授乳シーンなどほほえましい子育ての様子をご覧いただけます。

出産したカマイルカは愛称「アーチ」（体長約200cm、体重103kg、推定年齢26歳）で、昨年10月の血液検査の結果などにより妊娠が判明しました。

その後、エコー検査などを定期的に行い、赤ちゃんが「アーチ」のおなかの中で順調に育っていることを確認し、経過観察を続けていました。

6月23日(水)に生殖孔(せいしょくこう)から粘液が出るなど、出産の兆候が確認されたため、飼育係員が観察を強化していたところ、7月9日午前6時30分に、生殖孔から赤ちゃんの尾ビレが現れたのを確認、1時間23分後の午前7時53分に「アーチ」は水中で泳ぎながら出産しました。

赤ちゃん（誕生時の推定体長約90cm、推定体重約10kg、性別、現時点では不明）は生まれてすぐに泳ぎ始め、午前8時19 分には飼育係員が最初の授乳を確認しました。現在は母子一緒に並んで元気に泳いでおり、経過は順調と思われます。

海遊館では、今回の出産・育児にあたり、安全な育児環境を優先するため、赤ちゃんが水槽内の岩などに衝突しないよう、防護ネットを設置しております。また、「タスマン海」水槽前でのフラッシュ撮影をお断りさせていただきます。

<<お知らせ>>スナメリの「クリン」が死亡しました

7月15日に、スナメリの「クリン」が死亡しました。現在、スナメリの展示はオスの「コチョボ」1頭のみとなっております。

海遊館では、「クリン」の死亡原因を究明し、現在展示中の「コチョボ」の健康・安定飼育並びに、今後のスナメリの生態研究に役立てていきます。